用語集
ハードバインディング:署名をピクセルに結び付けるハッシュ
ハードバインディングとは、マニフェスト自体を除いたアセットの内容の暗号学的ハッシュを、署名付きのC2PAクレーム内に記録したものです。バリデーターはハッシュを再計算して、マニフェストの署名後にコンテンツが変更されていないことを証明できます。

イラスト · PNG ファイル
- Signature + IHDR
- iTXt XML:com.adobe.xmp記録
- tEXt parameters
- tEXt prompt / workflow
- tEXt invokeai_metadata
- eXIf
- caBX C2PA manifest
- IDAT pixels
- IEND
AI 生成の申告あり
ファイル自身が AI 生成だと表示しています。
trainedAlgorithmicMedia などの IPTC DigitalSourceType を XMP から読み取り、正確な値のまま表示します。
画像をチェック →しくみ
データハッシュのアサーションは、ハッシュ化したバイト範囲とそのダイジェストを列挙します。ISOベースメディアファイルではBMFFハッシュのアサーションがボックスを対象とし、一部の形式では汎用のボックスハッシュが使われます。クレームはこれらのアサーションを参照し、署名されます。対象のバイトが1つでも変わると再計算が失敗し、バリデーターはハッシュの不一致を報告します。署名後の編集、切り抜き、圧縮、再エンコードはこうして検出されます。マニフェストのバイト列は除外されるため、ハッシュ化の後にマニフェストを挿入できます。
isGenAIが報告する内容
C2PAチェッカーは、暗号学的な検証を信頼とは分けて報告します。ハッシュが一致する有効な署名は無傷、ハッシュが一致しない有効な署名は署名後にコンテンツが変更されたものとして報告します。Black Forest Labsなどのベンダーは、署名後の編集や圧縮でまさにこの結果になると注意を促しています。そのため不一致はたいてい偽造ではなくコピーであることを意味しますが、いずれにしても、その記録はもはやこのピクセルを保証していません。
ハードとソフトの違い
ハードバインディングは厳密ですが壊れやすく、ソフトバインディングは近似的ですが長持ちします。完全な検証システムは両方を使い、isGenAIのレポートは、各検出結果をどちらが生み出したかを示します。
動画では、BMFFハッシュがファイルを複数のチャンクに分けて対象とすることができます。これによりバリデーターは、大きなメディアを一度にすべてハッシュ化しなくても確認でき、どの部分が変わったかを報告できます。C2PAチェッカーは、失敗した部分の検証コードを報告します。
ファイルを調べるときのこの用語の使い方
- 元のファイルを、AI画像判定ツールまたはページで紹介しているツールにアップロードします。
- 「How we checked」(確認方法)の中からこの用語を使った検出結果を探し、そこに示された参照元の項目を読みます。
- 種類ごとに重みづけします。署名付きの記録、宣言された項目、保存されたプロンプト、一致するコピーは、証拠としての強さがそれぞれ異なります。
- 記録がないことは、人が作成したことの証拠にはならない点に注意してください。
よくある質問
ハードバインディングが壊れる原因は何ですか?
署名後にハッシュ対象のコンテンツが変わることです。編集、切り抜き、再圧縮、再エンコード、ファイル形式の変換などが該当します。
バインディングが壊れていれば、画像は偽物ですか?
いいえ。署名後にコンテンツが変わったという意味です。署名自体は元のコンテンツに対しては有効なままかもしれませんが、このファイルはもうそのコンテンツではありません。
マニフェストがハッシュの対象から除外されるのはなぜですか?
ハッシュの計算後に、署名付きのマニフェストをファイルに書き込めるようにするためです。除外範囲は仕様で定められています。
isGenAIはバインディングの結果をどう表示しますか?
C2PAチェッカーとAI画像判定ツールで、署名者への信頼とは別の、暗号学的な検証状態として表示します。
出典
定義は上記リンク先の公開規格に基づいています。記載したisGenAIの動作は、2026年10月時点で稼働しているチェッカーのものです。