ファイル形式別のAI画像判定
WebMのAI動画チェック:Matroskaファイルでわかること・わからないこと
WebMはMatroskaベースのコンテナで、isGenAIのC2PAチェッカーと動画メタデータビューアは対応していません。そのためWebMは、動画フレーム抽出ツールでブラウザ内でフレームを取り出し、そのフレームで一致するコピーのチェックを行う方法で確認します。

イラスト · PNG ファイル
- Signature + IHDR
- iTXt XML:com.adobe.xmp記録
- tEXt parameters
- tEXt prompt / workflow
- tEXt invokeai_metadata
- eXIf
- caBX C2PA manifest
- IDAT pixels
- IEND
AI 生成の申告あり
ファイル自身が AI 生成だと表示しています。
trainedAlgorithmicMedia などの IPTC DigitalSourceType を XMP から読み取り、正確な値のまま表示します。
画像をチェック →WebMが持つ情報
WebMはMatroskaを、映像はVP8・VP9・AV1、音声はVorbis・Opusに限定した形式です。Matroskaにはタイトルや日時のタグ要素がありますが、主要なAI動画ツールはMP4やMOVで書き出し、C2PA仕様の動画対応はISOベースメディアのコンテナが中心です。WebMはWeb向けに作られたトランスコードであることが非常に多く、つまり出どころの記録はその手前のファイルにあります。
ブラウザの画面録画ツールもWebMを出力するため、この形式のAIクリップが多いのはそのためです。
isGenAIがWebMから読み取る内容
動画フレーム抽出ツールは200 MiB・10分までのWebMをブラウザ内でデコードし、指定したタイムスタンプの一覧を添えてPNG静止画を書き出します。静止画をAI画像判定ツールにアップロードすると、想定どおりファイルの記録はありませんが、ハッシュと知覚的フィンガープリントが既知のコピーと照合されます。C2PAチェッカーと動画メタデータビューアが対応しているのはMP4とMOVで、WebMは対象外です。
画素そのものを採点することはありません。価値があるのは照合と比較です。
アドバイス
WebMの元になったMP4やMOVを求め、それをC2PAチェッカーでチェックしてください。WebMが生成AIのプレビューを画面録画したものなら、記録を持っているのは生成AI自身の書き出しファイルです。
画像ピクセル比較ツールでフレームを比べれば、WebMを既知の元ファイルと結び付けられます。
この形式のファイルをチェックする方法
- 元のバイト列をそのまま保管してください。チェックする前に、編集ソフトでファイルを開いて保存し直さないでください。
- その形式に対応したツールを使います。PNG、JPEG、WebP、AVIF、TIFFはAI画像判定ツール、これらに加えてHEIC、PDF、MP4、MOVはC2PAチェッカーです。
- 各検出結果は、その出典フィールドとあわせて読みます。レポートには、どのコンテナ内の記録から得た結果かが示されます。
- 変換が必要な場合はコピーを変換し、画像メタデータ比較ツールで両方を比べて、変換で何が失われたかを確認します。
よくある質問
isGenAIはWebMに対応していますか?
動画フレーム抽出ツールはブラウザ内で対応しています。C2PAチェッカーと動画メタデータビューアが対応しているのはMP4とMOVだけです。
WebMはC2PAのContent Credentialsを持てますか?
C2PA仕様の動画への埋め込みは、MP4やMOVなどのISOベースメディアのコンテナを対象としています。isGenAIはWebMからクレデンシャルを読み取りません。
AI生成のWebMクリップはどうチェックすればよいですか?
フレームを取り出し、そのフレームで一致するコピーのチェックを行い、署名付きの記録を求めて元のMP4やMOVをたどってください。
そもそもAIクリップがWebMなのはなぜですか?
ブラウザの録画ツールやWeb向けのトランスコードがWebMを出力するためです。来歴情報があるとすれば、生成AI自身の書き出しファイル(通常はMP4)です。
出典
コンテナに関する事実は公開仕様に基づきます。ツールの対応状況は2026年10月時点で公開中のisGenAIについて記載しています。