確認の実践ガイド
動画の逆検索:フレームを抽出して元の映像をたどる
実用的な動画の逆検索は、特徴の分かる数枚のフレームから始まります。ローカルの動画から静止画を抽出し、選んだ画像を手動で検索して、候補ページを映像全体と比較します。isGenAIはフレームとマニフェストを用意しますが、動画検索用のインデックスは運営していません。
この手順で検索するもの
Googleは、ファイルのアップロードや画像URLの指定による画像検索を案内しています。結果には、類似画像、物体、一致する画像や似た画像を掲載したページなどが含まれます。この手順で渡すのは、動画から抽出した一枚の静止画です。映像の並びを照合するサービスへ動画全体を渡すこととは異なります。
最初は、場面全体が見える画像、特徴的な物や標識、動きが変化した後の場面を使うことを勧めます。タイトル画面、挿入されたリアクション映像、素材映像を使った導入を中心の出来事と取り違えないよう、まず全編を見てください。フレーム全体を残し、後で切り抜きを検索する場合は、別の派生画像だと明記します。
再現できる順序で抽出して検索する
ブラウザーがデコードできる動画をローカルのフレーム抽出ツールで開きます。必要なフレームと抽出マニフェストをダウンロードしてください。ローカル抽出では動画を画像検索サービスに送りません。後からフレームを手動でアップロードする操作は別であり、その画像を選んだサービスに共有することになります。
以下は、私たちが提案する調査の順序です。Googleの画像アップロードの説明は検索操作を扱っています。フレームの選定と記録の手順を加えることで、動画のどの部分が結果につながったかを説明できます。
- 受け取った動画の出典URL、ファイル名、確認する主張を記録します。元ファイルは変更せず保存します。
- 役立つ場面を抽出し、静止画を確認して、抽出マニフェストを同じ場所に保存します。
- Google検索で画像による検索を選び、一枚のフレームをアップロードします。必要なら、別の特徴的な場面でも手動で繰り返します。
- 候補の結果ページを開きます。似たサムネイルだけに頼らず、目印、物の位置、前後の映像を比較します。
- 候補ごとにURL、表示された公開日、検索に使ったフレーム、一致すると判断した理由または候補から外した理由を保存します。
出自の時刻を作り上げずに日付を確認する
Googleの「この画像について」では、その画像や類似版をGoogleが初めて認識した可能性のある時期や、以前の使用例が示されることがあります。利用できるかどうかは地域によって異なります。出典ページに進む手がかりとして使い、カメラの撮影時刻や、最も古い検索結果が世界で最初の公開であることの証明とは扱わないでください。
候補ページに表示された日付、記載された撮影日や作成日、自分が閲覧した日という三つを分けて比較します。ページが編集されていたり、他の出典を転載していたりする場合は、クレジットをたどります。根拠のない「原本を発見」という一言より、日付と出典を示せる観察事項の積み重ねが役立ちます。
例:過去の映像が今日の出来事として紹介されている場合
12秒の動画が、今日行われた橋の開通式だと説明されているとします。この架空の調査では、一枚の抽出フレームに特徴的な赤いアーチと横断幕が写っています。検索で過去のイベントページが見つかりました。別のフレームとページ内の動画には、同じ位置の横断幕と同じ通過車両が映っています。その古いページは、開通式ではなくリハーサルを説明しています。
検証メモには、一致した二つの場面、以前のページへのリンクを記載し、問題となる主張は必要な範囲だけ引用します。根拠を持って言えるのは、再投稿の説明が以前に記録された文脈と食い違うということです。動画がAI生成だと確定したわけでも、受け取ったコピーのすべての音声を認証したわけでもありません。
見た目の似た橋しか見つからなければ、「実施した検索では一致を確認できなかった」と記録します。Googleは一致する画像や類似画像を結果として説明しており、そこに出てこないことは、その動画が新しい、本物である、生成されたものだという証明にはなりません。
出典: Google Search Help: 画像について詳しく調べるGoogle Search Help: Googleで画像を使って検索する
マニフェストの範囲を明確にする
抽出マニフェストを保存したフレームと一緒に保管し、派生画像をどのように作成したか振り返れるようにします。検索URLと解釈は別のメモに追加してください。抽出マニフェストを、カメラの記録、署名付きContent Credential、動画の撮影場所の証拠と説明してはいけません。
ここでも、C2PAが示す来歴と事実の真偽の区別が重要です。検索用フレームの作り方を記録しても、場面についての主張は解決しません。元動画、抽出画像、検索結果、解釈は、検証記録の四つの異なる要素です。
出典: Coalition for Content Provenance and Authenticity: C2PAとContent Credentialsの解説、バージョン2.2
このテーマの質問
isGenAIは動画全体を自動で逆検索できますか?
いいえ。フレーム抽出ツールは、静止画と抽出マニフェストをローカルで作成します。利用者がフレームを選び、画像検索サービスで手動検索します。
フレームを検索すると動画全体がアップロードされますか?
ローカル抽出では動画をアップロードしません。保存したフレームを検索サービスに手動でアップロードすると、その画像がそのサービスに共有されます。
一致する結果が見つからない場合はどうしますか?
別の特徴的な場面や、切り抜きであると明記した画像を試し、実施した検索を記録してください。結果がないことは、その検索で一致を確認できなかったという意味であり、特定の出自を証明しません。
この方法でAI生成音声を識別できますか?
いいえ。静止画の検索は音声を解析せず、誰が話したかも確定しません。音声に関する主張は、適切な出典確認の手順で調べてください。
出典と日付
- Googleで画像を使って検索する — Google Search Help.
- 画像について詳しく調べる — Google Search Help.
- C2PAとContent Credentialsの解説、バージョン2.2 — Coalition for Content Provenance and Authenticity.
出典の確認日 2026年9月27日. 記載した事実はリンク先の報道や公式声明に基づきます。確認手順はisGenAIによる分析です。
次の疑問をファイルで確かめる。
確認したい内容と対応範囲に合うツールを選んでください。元の出典を残し、出力をメモと一緒に保存します。フレーム抽出、ファイル内の記録の確認、静止画の検査は、それぞれ異なる問いに答えます。いずれも単独では動画全体や音声の真正性を確認するものではありません。
当サイトの 確認方法 (英語) では対応する検査と結果の限界を説明しています。事実の誤りや、より新しい一次資料を見つけた場合は、 訂正手続き (英語) からこの記事のURLとともにお知らせください。