用語集
AI電子透かし:目に見える印と見えない信号
AI電子透かしとは、生成されたコンテンツの出どころを示すために付けられる目印です。画像内に描き込まれるロゴやラベルのような目に見えるものと、ピクセル・音声・テキストに埋め込まれ、メタデータが削除された後も対応する検出器で認識できる目に見えない信号があります。

イラスト · PNG ファイル
- Signature + IHDR
- iTXt XML:com.adobe.xmp記録
- tEXt parameters
- tEXt prompt / workflow
- tEXt invokeai_metadata
- eXIf
- caBX C2PA manifest
- IDAT pixels
- IEND
AI 生成の申告あり
ファイル自身が AI 生成だと表示しています。
trainedAlgorithmicMedia などの IPTC DigitalSourceType を XMP から読み取り、正確な値のまま表示します。
画像をチェック →透かしの種類
目に見える透かしには、書き出したAI画像に付くSnapchatのゴーストとキラキラのマーク、Soraの動く透かし、Meta AIの「Imagined with AI」マーカーなどがあります。目に見えない透かしには、OpenAIも生成画像に適用しているGoogleのSynthIDや、Meta AIの画像に付くMetaの不可視透かしがあります。C2PA仕様では、目に見えない透かしを、削除されたファイルをマニフェストに再び結び付けられるソフトバインディングとして扱っています。
目に見える印は切り抜けば消せます。目に見えない透かしは、確認にベンダーの検出器が必要です。
isGenAIと透かしの関係
isGenAIは、目に見える透かしも見えない透かしも検出しません。ファイルの記録を読み、コピーを照合するもので、透かしが唯一残る手がかりになりうるレポートでは、毎回そのことを明記します。目に見える透かしはご自身で確認でき、ファイルのレポートとは別に、プラットフォームやベンダーに関する観察として記録できます。
第50条における透かし
第50条第2項は、機械可読なマーキング手法の候補として、メタデータや暗号学的手法と並んで透かしを挙げ、技術的に可能な範囲で有効性・相互運用性・堅牢性・信頼性を備えることを求めています。目に見えない透かしは堅牢ですがベンダー間の相互運用性がなく、C2PAは相互運用できますが削除に対して堅牢ではありません。ベンダーが両者を組み合わせるのはそのためです。
確認する側の実践的なルールはシンプルです。目に見える透かしは自分で記録し、目に見えない透かしはベンダーの検出器で確認し、ファイルの記録と一致するコピーにはisGenAIを使います。それぞれ異なる問いに答えるもので、どれも元のファイルの代わりにはなりません。
ファイルを調べるときのこの用語の使い方
- 元のファイルを、AI画像判定ツールまたはページで紹介しているツールにアップロードします。
- 「How we checked」(確認方法)の中からこの用語を使った検出結果を探し、そこに示された参照元の項目を読みます。
- 種類ごとに重みづけします。署名付きの記録、宣言された項目、保存されたプロンプト、一致するコピーは、証拠としての強さがそれぞれ異なります。
- 記録がないことは、人が作成したことの証拠にはならない点に注意してください。
よくある質問
isGenAIはAI電子透かしを検出できますか?
いいえ。isGenAIが読むのは、C2PAの記録、IPTCのソースタイプ、AIに関する記述、保存されたプロンプト、一致するコピーです。透かしの確認には各ベンダーの検出器を使ってください。
透かしを付けているAIツールはどれですか?
2026年10月時点で、Google(SynthID)、OpenAI(SynthIDとSoraの目に見える透かし)、Meta AI(目に見えるマーカーと不可視透かし)、Snapchat(目に見える印)が文書で示しています。
透かしはスクリーンショットでも残りますか?
目に見える透かしは、切り抜かれない限り残ります。目に見えない透かしについては、各ベンダーが一般的な編集に耐えるよう設計していると説明しています。ベンダーの検出器で確かめてください。
透かしはContent Credentialsと同じですか?
いいえ。透かしはコンテンツの中にあり、Content Credentialsは署名付きのメタデータです。両者は補完し合う関係です。
出典
定義は上記リンク先の公開規格に基づいています。記載したisGenAIの動作は、2026年10月時点で稼働しているチェッカーのものです。