用語集
生成ツールタグ:メタデータ内のツール名
生成ツールタグとは、画像を作成したソフトウェアやサービスの名前を示すメタデータ項目のことです。XMPのxmp:CreatorTool、EXIFのSoftware、PNGのSoftwareテキストチャンク、C2PAのクレーム生成ツールなどがあり、署名付きマニフェストの中にある場合にのみ強い証拠となり、編集可能な項目単体では弱い証拠にとどまります。

イラスト · PNG ファイル
- Signature + IHDR
- iTXt XML:com.adobe.xmp記録
- tEXt parameters
- tEXt prompt / workflow
- tEXt invokeai_metadata
- eXIf
- caBX C2PA manifest
- IDAT pixels
- IEND
AI 生成の申告あり
ファイル自身が AI 生成だと表示しています。
trainedAlgorithmicMedia などの IPTC DigitalSourceType を XMP から読み取り、正確な値のまま表示します。
画像をチェック →ツール名が現れる場所
エディターは保存時にCreatorToolやSoftwareを書き込みます。生成AIも、同じ項目や説明文に自らの名前を書き込むことがあります。C2PAマニフェストには、記録に署名したクレーム生成ツールが記録されます。同じ項目に、写真でもAIのレンダリング画像でもスキャン画像でも「Adobe Photoshop」と書かれていることがあります。この項目は、ピクセルの出どころではなく、最後にファイルを保存したツールを示すからです。ツール名を含むファイル名は、そもそもメタデータではありません。
isGenAIでの生成ツールタグの扱い
ツール名だけでは、作成の宣言にはなりません。isGenAIは、署名付きのクレーム生成ツールを検証済みマニフェストの一部として報告し、「generated with Midjourney」のような明示的なAIに関する記述は抜粋を添えて宣言として報告し、IPTC Digital Source Typeは宣言されたソースタイプとして読み取ります。エディター名を示すCreatorToolの値だけでは検出結果にならず、ファイル名やタイトルにある名前は証拠ではないことをレポートで明記します。
生のタグを見る
EXIFビューアーはSoftware、CreatorToolなどの項目を一覧にするので、ご自身で読むことができます。画像メタデータ比較ツールでは、オリジナルと書き出したファイルの間でそれらがどう変わるかを確認できます。
実例を挙げます。デスクトップのエディターで編集してウェブ用に書き出した写真のSoftwareにはエディター名が入りますが、AIのレンダリング画像を同じエディターで開いて保存した場合もまったく同じ内容になります。両者を区別できるのは、ソースタイプか署名付きマニフェストだけです。
ファイルを調べるときのこの用語の使い方
- 元のファイルを、AI画像判定ツールまたはページで紹介しているツールにアップロードします。
- 「How we checked」(確認方法)の中からこの用語を使った検出結果を探し、そこに示された参照元の項目を読みます。
- 種類ごとに重みづけします。署名付きの記録、宣言された項目、保存されたプロンプト、一致するコピーは、証拠としての強さがそれぞれ異なります。
- 記録がないことは、人が作成したことの証拠にはならない点に注意してください。
よくある質問
「Software: Adobe Photoshop」は画像が編集されたという意味ですか?
Photoshopで保存されたという意味です。何が編集されたのか、AIがピクセルを生成したのかどうかは示しません。
midjourney_01.pngのようなファイル名は証拠になりますか?
なりません。ファイル名はメタデータではなく、isGenAIは検出結果として扱いません。
ツール名が強い証拠になるのはどんなときですか?
検証済みのC2PAマニフェスト内のクレーム生成ツールである場合、またはメタデータ内の明示的なAIに関する記述の一部である場合です。
ツール名はどこで確認できますか?
EXIFビューアーのSoftwareまたはCreatorToolの項目、またはC2PAチェッカーのクレーム生成ツールの欄で確認できます。
出典
定義は上記リンク先の公開規格に基づいています。記載したisGenAIの動作は、2026年10月時点で稼働しているチェッカーのものです。